かわなみブログ

議員活動、地域活動、市政のこと、自分のこと

震災は過去のものではない

1月17日がやってきました。


今年は、阪神淡路大震災から29年の年、その年の元旦に能登半島地震が起こりました。関係者の皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。


毎年のことですが、今年(2024年)も追悼が行われる東遊園地に赴き、5時46分を迎えさせていただきました。


今年は、震災を幼少期に体験された鈴木様から哀悼のご挨拶があり、ご自身の体験を述べられました。


発災の日にお母様を亡くした事、ご自身は児童養護施設に預けられ、家族との時計の針が止まったこと。

後にお父様が亡くなられ、自分1人の力で生きていかなければならないという気持ちで一生懸命に生きてこられたこと。

当時お世話になった方からのお母様の思い出を聞くことや、恩師の先生との出会いで、困った時に素直に頼るようになる、人に感謝するようになったこと。


又、人間関係が大切だと思うようになったこと。

恩師の金子先生のアドバイスに励まされ、生き別れになったお兄様とも再会を果たし、今日、お兄様と初めて一緒にお母様の墓参りに行くことになり、29年前に止まった家族の時間が今日動き始めるとのスピーチがありました。

感動的で目が潤みました。

今、珠洲市の被害状況を見ると、死者99人(人口の0.8%)、阪神淡路では4571名(人口の0.3%)
避難者数3170人(人口の25%)、阪神淡路236,899人(人口の15.5%)と
阪神淡路と比較しても大変な死者・被災状況であることがわかります。(2024年1月15日のデータより)

今日一日、震災で被害に遭われた方に思いを馳せ、また、私の誕生日が今日であることの意味を心に刻み過ごしたいと思います。




神戸市会議員(中央区選出)かわなみ忠和  投稿:2024年1月17日

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